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見舞い たもつさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=166109
10月5日に読んだ。
家族のだれかが病をわずらう。そのときから、胸にずしんと重いなにかを詰めこまれてしまう。この感じ、とてもよくわかる。祖母の介護に必死だった母の姿をぼくは見ていて、そのやりきれなさ、ゆきばのなさはひとことではちょっと表現できない。人が死ぬ。というのは、触れてしまうと本当に重たい。だからこそ、軽く人が死ぬ、ばたばたと人が死ぬ。そんな映画を見ると、嬉しい。その感覚、その弱さ。そして、それすらも認めてくれる存在がいる。
見事な配置だなぁとおもわずうなってしまう詩だった。あと、何気なく「~~死んでいくのが嬉しかった」と表現しているけれど、わたしだったら「楽しかった」という言葉を選んだとおもう。「嬉しかった」とするだけで、何かを確かめている感じがしてさびしい。「夏の終わりに蝉が鳴かない」という1行なんかすばらしすぎる。隙のない鋭い詩だとおもう。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=166109
10月5日に読んだ。
家族のだれかが病をわずらう。そのときから、胸にずしんと重いなにかを詰めこまれてしまう。この感じ、とてもよくわかる。祖母の介護に必死だった母の姿をぼくは見ていて、そのやりきれなさ、ゆきばのなさはひとことではちょっと表現できない。人が死ぬ。というのは、触れてしまうと本当に重たい。だからこそ、軽く人が死ぬ、ばたばたと人が死ぬ。そんな映画を見ると、嬉しい。その感覚、その弱さ。そして、それすらも認めてくれる存在がいる。
見事な配置だなぁとおもわずうなってしまう詩だった。あと、何気なく「~~死んでいくのが嬉しかった」と表現しているけれど、わたしだったら「楽しかった」という言葉を選んだとおもう。「嬉しかった」とするだけで、何かを確かめている感じがしてさびしい。「夏の終わりに蝉が鳴かない」という1行なんかすばらしすぎる。隙のない鋭い詩だとおもう。
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執筆者
ツユサキ
石畑由紀子
ことこ
石畑由紀子
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