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テンガロン / あ
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=186000
心配性で変に格好つけなわたしにとってこの作品にでてくる「俺」というのは、もうほとんどあこがれである。わたしはこれでもけっこうイケてるナイスガイのはずなのだけど、人を惹きつけるのはだいたいこういうやつだ。みっともない姿をさらすくせにそれが自然体で、向こう見ずなのに、でもときどき影がある。そういう男にあこがれちゃうのはなんでなのだろう。
この作品でも、黒髪の美人の家にあがりこみ、タロイモごちそうになったあげく「テンガロンはしばらくここで暮らすよ」というずうずうしさを発揮している。このためらいのなさ。わたしだったら、そこで「迷惑ではありませんか」と期待してるくせに格好つけてしまう。そしてだいたい下心を見ぬかれるのだ。くやしい。
詩全体として、決して技巧的ではないですが、巧拙をこえた情熱がたしかに刻印されているし、なにより「俺」こと「テンガロン」が絵になる男として魅力的に生き生きと描かれているところがよかった。むしろこういう男を描くには、これぐらい荒削りで勢いのある表現のほうがいいのかもしれない。要所要所で、ひじょうに詩情あふれるキラーフレーズがあって、ぐっときました。最高!
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=186000
心配性で変に格好つけなわたしにとってこの作品にでてくる「俺」というのは、もうほとんどあこがれである。わたしはこれでもけっこうイケてるナイスガイのはずなのだけど、人を惹きつけるのはだいたいこういうやつだ。みっともない姿をさらすくせにそれが自然体で、向こう見ずなのに、でもときどき影がある。そういう男にあこがれちゃうのはなんでなのだろう。
この作品でも、黒髪の美人の家にあがりこみ、タロイモごちそうになったあげく「テンガロンはしばらくここで暮らすよ」というずうずうしさを発揮している。このためらいのなさ。わたしだったら、そこで「迷惑ではありませんか」と期待してるくせに格好つけてしまう。そしてだいたい下心を見ぬかれるのだ。くやしい。
詩全体として、決して技巧的ではないですが、巧拙をこえた情熱がたしかに刻印されているし、なにより「俺」こと「テンガロン」が絵になる男として魅力的に生き生きと描かれているところがよかった。むしろこういう男を描くには、これぐらい荒削りで勢いのある表現のほうがいいのかもしれない。要所要所で、ひじょうに詩情あふれるキラーフレーズがあって、ぐっときました。最高!
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執筆者
ツユサキ
石畑由紀子
ことこ
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