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夜を噛む ma-ya さん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=170228
全体をおおう静けさが、その直前の激しい炎をおもわせます。家も、 家具も、宝物もすべて、焼き尽くし奪い去っていった狂気。けれど主人公は焼け跡のあたたかみに触れ、その狂気の余韻を味わっているようでもあり、理屈ではない感情がいまも胸のなかに立ちのぼっていることを私たちに知らせています。幾筋もの煙が上がる焼け跡の情景と重なって、私が特に好きな場面です。
詩のなかに散りばめられたアイテムのひとつひとつが、配置も含めてどれも魅力的。私たちは家なしでは暮らせないから、また新しい家をささやかに建て、キャラメルもまた蓄えるでしょう。いつか犬歯は燃えかすではなく誰かの腕を。恋をしては、失って、傷を負い、何度ひとりになっても。また人に焦がれずにいられなくなる、という甘いかなしみと共に、私たちは生きるのでしょう。
詩のなかに、可憐ないのちが咲いてます。とても好きです
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=170228
全体をおおう静けさが、その直前の激しい炎をおもわせます。家も、 家具も、宝物もすべて、焼き尽くし奪い去っていった狂気。けれど主人公は焼け跡のあたたかみに触れ、その狂気の余韻を味わっているようでもあり、理屈ではない感情がいまも胸のなかに立ちのぼっていることを私たちに知らせています。幾筋もの煙が上がる焼け跡の情景と重なって、私が特に好きな場面です。
詩のなかに散りばめられたアイテムのひとつひとつが、配置も含めてどれも魅力的。私たちは家なしでは暮らせないから、また新しい家をささやかに建て、キャラメルもまた蓄えるでしょう。いつか犬歯は燃えかすではなく誰かの腕を。恋をしては、失って、傷を負い、何度ひとりになっても。また人に焦がれずにいられなくなる、という甘いかなしみと共に、私たちは生きるのでしょう。
詩のなかに、可憐ないのちが咲いてます。とても好きです
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執筆者
ツユサキ
石畑由紀子
ことこ
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